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太ももが広告媒体に!? 話題のメディア「絶対領域広告」

2013.6.27 UPDATE

絶対領域広告

女の子の太ももを、広告媒体にする。そんな斬新なアイディアで、新感覚の広告ビジネスとして話題を集めたのが“絶対領域広告”です。はたしてこのサービスはどのように生まれ、どんなシステムで運営されているのか? 参加している女性の本音は? そしてこれからの展開は? 運営する株式会社ウィットの渥美英紀さんと、“絶対領域広告”の会員である梅津さんにお話をうかがいました。

絶対領域広告

男性の「見たい」と女性の「見せてもいい」が合致した“絶対領域広告”

絶対領域広告

──このサービスが生まれた経緯から、教えていただけますか。

渥美:私の本業はWebのコンサルティング業をしているのですが、渋谷でクリエーターが集まるシェアオフィスを利用した際、そこでいろんな人と雑談する中で生まれたのが、このサービスでした。人を媒体にした広告手法がいろいろと海外や他社でも実験されており、単に体を使うのではなくて、日常の中で楽しみながら気軽にできる、第二のアフィリエイトのようにならないだろうか、という思いではじめました。

──どういうシステムになっているのですか?

渥美:会員登録のための参加資格は、ソーシャルメディアを利用していること、そして18歳以上の女性であることの2つです。参加者が絶対領域、つまり太ももに広告シールを8時間以上貼り、その写真をソーシャルメディアに載せることで遠隔で実施確認を行い、広告費をお支払いするシステムになっています。ミニスカートにニーハイが基本スタイルですが、パンツでもニーハイを履いてなくてもOK。女の子のファッションの幅を狭めないよう、そこのルールはゆるめに設定しています。

──なぜ「太もも」だったのでしょう?

渥美:実は当初から、男性がどう見るかより、女性の気持ちを重視していました。というのも女性に安心して、楽しんでやってもらわないと、成り立たないメディアだと思ったので。それで少しでも女性会員様が楽しんで参加できないのではと思う広告は、すべてお断りしてきたんです。シールを貼る場所にしても、たとえばこれが胸元とかの際どい場所だと、女性も躊躇してしまう。でも足は、こういうファッションが好きな人は普段から出しているので、抵抗が少ないんですよね。男性が「ちょっと見たい」と思っていて、女性は「ちょっと見せてもいい」と思ってる。その絶妙なバランス感のある場所が太ももだったんです。

絶対領域広告

実際に“絶対領域広告”を渋谷で実践!

“絶対領域広告”が渋谷の街に出たらどうなるのか? 会員の梅津碧さん(26歳)に協力いただいて、「WEEKLY MAGAZINE」のオリジナル広告シールを貼って実践! さらに会員歴9ヶ月、ふだんは声楽関係のお仕事をしているという梅津さんに、広告媒体になるってどんな気分なのか聞いてみました。

絶対領域広告

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──街に出たとき、視線を感じますか?

梅津:男の人も恥ずかしいのか、ずっと直視してくる人は少ないです。でも、むしろ電車で立ってたりすると、座ってる女の人にじーっと見られたりします(笑)。そもそもあまり違和感がないので、自分でもシールを貼ってることを忘れちゃうんですよね。

──会員になったきっかけは?

梅津:テレビの情報番組を見て知り、興味を持ちました。シールを足に貼るだけでいいなら、簡単だなと思って。普段からこういう服装が多いので、抵抗はなかったです。シールも色やデザインのバリエーションがあるので、応募の際にどの服にあわせるかを考えて決めています。ファッションの一部として楽しめるのがいいですね。

──利用しているメディアは?

梅津:私は写真をFacebookにあげています。いい写真が撮れたときの反応がいいと、すごくうれしくなります。実際に、自分もやってみたいといってくれた友達がいて紹介をしたこともあります。

絶対領域広告

スポーツ、本、音楽、エステなどの告知で個性を発揮

絶対領域広告村上隆さんの新刊をPR。写真は村上さんご本人がセレクトしというベストショット。絶対領域広告グリーン・デイのアルバム発売日に“絶対領域広告”と組んでキャンペーンを開催 。

──実際に、どんな企業と展開をしてきたのでしょう?

渥美:一番最初は、フットサルコートのラモスフィールドさんとやらせてもらうことになりました。その結果、広告をやってくれた女性会員様は必ずしもサッカーに関係がある人ではなかったのですが、サッカー関係が話題にしてくれたことで、結果的にラモスフィールドへの問い合わせが急増したらしいです。

角川書店の村上隆さんの本や、グリーン・デイのCDリリースのプロモーションをさせていただいたときは、それぞれのファンの方が集まってくれました。ファンにとっては、オフィシャルの広告に参加できること自体が付加価値になる。消費者側から発信する広告になるんです。また会員さんが載せた写真を、村上さんご本人がリツイートしてくれることで、メディアとしても広がっていけた。そんなふうにうまく計画して使えば、おもしろい告知媒体になるのではと感じました。

TBCさんの場合は、実際に脱毛を体験してもらった足に広告を貼る、というコンセプトだったんです。つまり、貼るところが商品になっている。なので、会員さんに写真のアップと一緒に感想を書いてもらうことで、ネットとリアルを連動させた試みになりました。

また7月には、映画『テッド』のDVDの発売プロモーションも決まっています。女性も好きな映画だと思うし、ノリのいいクマが女性の足に張り付く姿がイメージどおりだということで話が進みました。広告を貼った女の子たちとテッドの着ぐるみの撮影会とかも企画しています。こういう、女性会員様にも広告商品にも双方にメリットがあるコンテンツと組むことで、この広告の個性が出していけるのではないかと思っています。

絶対領域広告“絶対領域広告”のオフィシャルサイト。過去の広告のベストショットを見ることができる。

──今後の展開を教えてください。

渥美:このサービスは当初、2人で担当し約2週間で始めたものでした。そして2012年7月にFacebookでスタートの宣言をしたところ、初日で150人の応募があり、そこから徐々に広まって、今の会員数は3400人。募集枠が100人の広告だと、3分くらいで定員に達することもあります。

今の時代、屋外メディアとネットメディアって、広告会社さんの中も部門が分かれてたりしますよね。でも“絶対領域広告”にはその両方が混在している。あるいはそのど真ん中にたてるメディアとしても、おもしろいのではと感じています。現在もBeta版として実験的に運営を続けている状況ですが、もっとフェチ領域を広げたり、男性版をつくることも視野に入れて考えています。日常に溶け込むような長く愛されるサービスとなるか、今はその可能性を探っているところです。

今回の取材を振り返って

女性の身体の一部を広告媒体にする。そんなセンセーショナルな触れ込みとは裏腹に、取材を通して感じたのは、「女性の思い」を大切にする細やかな心配りと、メディアや広告と人との関係性を探る周到なコンセプトでした。「広告を貼ることで自分が味方になった気分になれる、新しい広告にしたい」と渥美さん。お金だけでなく、消費者の心を動かそうという新しい試みには、まだまだ大きな可能性が秘められていそうです。

絶対領域広告

絶対領域広告
女の子のスカートとニーソックスの間、太もも部分である「絶対領域」に広告ステッカーをはるという新しい広告媒体。2012年7月にサービスをスタートさせ、現在3400人の一般女性が広告に参加しています。“絶対領域広告”に参加した人は、絶対領域に広告シールを貼り、8時間以上日常生活をおくり、ソーシャルメディア上で実施確認を行うことで広告費を得ることができる。
http://www.zettaipr.com

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