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渋谷PARCO40周年!「シブカル祭。2013」出演アーティストたちが語る渋谷文化の今

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2013.10.10 UPDATE

シブカル祭。

渋谷に新進気鋭の女子クリエイターたちが集結し、渋谷PARCOを拠点に、アート、音楽、映像、パフォーマンスなどが披露される“シブカル祭。”が10月18日〜28日に開催されます。今年で3回目、渋谷PARCO40周年の節目となる今回のテーマは「フレフレ!全力女子!」。はたして“シブカル祭。”とはどういうイベントなのか? PARCO宣伝部の深見小百合さん、また第一回から3年連続での参加となるアーティストのLyさんと愛☆まどんなさんにもお話をうかがいました。

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PARCOを拠点に、渋谷の街全体で盛り上がりたい

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──“シブカル祭。”が開催されることになった経緯から教えていただけますか。

深見:PARCOはオープン以来、ファッションを中心にアートや音楽、映画など、さまざまな分野の新しい才能に注目してきました。そんななか、もう一度原点回帰として若い才能を応援しようと2010年から「ラブヒューマン」というコーポレートキャンペーンをスタートし、それを具現化したイベントをしようという流れがあったんです。そこで、「PARCO」という言葉が「人が集う場所、公園」という意味であること、またずっと女性を応援してきた企業であることから、若手女子クリエイターがPARCOに集まり表現できる場をつくろうと、2011年にスタートしたのが“シブカル祭。”です。

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これまでの「シブカル祭」の様子。今年は通常の店内での展開はもちろん、渋谷PARCOを拠点に周辺の施設も連動して街全体で盛り上がる。これまでの「シブカル祭」の様子。今年は通常の店内での展開はもちろん、渋谷PARCOを拠点に周辺の施設も連動して街全体で盛り上がる。

──PARCOが発表の場になるのですか?

深見:渋谷PARCOの広場や外壁、それからミュージアムや映画館などを含めた全体になります。もちろん渋谷PARCO館内でも、テナントさんの協力のもとショップで展示をしたりコラボ商品があったりと、歩くミュージアムみたいにしたいと考えています。さらに、タワーレコード渋谷店さんでライブをしたり、ファッションイベント「SHIBUYA FASHION FESTIVAL」とも連動したり…。ここを拠点に、渋谷の街全体で盛り上がることができればと思っています。

──アーティストを選ぶ基準とは?

深見:参加アーティストについては、制作スタッフが感じる「新しさ」を基準に、選ばせていただいています。また今回、パルコミュージアムでの“シブカル展。”では、各分野の第一線で活躍する7名の目利きの方にも、注目のクリエイターを紹介していただいてます。今年の参加者は160組以上。過去最大の盛り上がりになりそうです。初年度は女子100人を目標にスタートしたんですが、経験を重ねるにつれ、やりたいこともやれることも増えていきました。今年は「フレフレ!全力女子!」がテーマなんですが、作っている側も全力です(笑)。

──アートからファッション、音楽、映像、ダンス、料理まで、ジャンルも多彩です。

深見:昨年もミックスカルチャー祭りと銘打っていたんですが、音楽ひとつとっても、N’夙川BOYSなどのロックバンドもいれば、弦楽器系やアキバ系もいたりとジャンルはさまざま。ほんとにカオス的な、いろんなものをミックスした、楽しいお祭りにしたいと思っています。渋谷PARCOはこの秋に改装し、1階のモードファッションのゾーンがおかげさまで好評なんですが、6階の乙女のためのゲーム専門店などがあるポップカルチャーのゾーンも大人気なんです。モードなファッションが好きな人だけでなく、いろんな方に来ていただいてるんですね。でもそれこそ今の渋谷らしさなのかなと考えています。ジャンルを問わずここにしかない、最新のものを詰め込んだエンターテインメントビルを目指しているんです。“シブカル祭。”はまさにその象徴的なイベント。40年にわたりいろんなカルチャーを発信し女性たちを応援してきたPARCOですが、これからもそのスピリットは継承していきたいと思っています。

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タブーとされるものを、黒と白でグラフィカルに表現、その「キュートでときに危険なモンスターのよう」な世界観で人気を集めているLyさん。描くということ、そしてウォールペインティングへの思いとは……。

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絵は小学校低学年からアートスクールに通ってずっと描いてきて、10代後半から壁にも描くようになりました。壁に描くのは、自分の想像しているものが大きかったから。イメージしたままの大きさで描けるのが壁だったんです。ずっと描くのは好きだったんですが、10歳の頃に一度挫折しました。デッサンの授業でキャベツを描かされたんですが、バランスが崩れてぐちゃぐちゃになっちゃって。そのとき、一緒に行ってた子のをチラッとみたらすっごいうまかったんです。それで私、目に見えてるものが描けないことにショックを受けました。「この子に勝つには、目に見えないものを描くしかない」と。それから空想上のものばかり描くようになりました。今も、描いてるときは楽しいんだけど、すんなり「絵が大好き」とはいえません。小さい頃からのペインティングへの「憎しみ=HATE」みたいなのを原動力に、描いてる感じなんです。

最初に“シブカル祭。”に声をかけてもらったときは、渋谷PARCOの裏にある23メートルくらいの壁がすぐ思い浮かびました。あの壁が描けると聞いて、「やりたいです」とお返事しました。PARCOさんて、何を描いても自由なんです。描いちゃいけないかな、と思うものでもOKが出るから、すごく楽しかった。もしかしたら、誰か怒られてるのかもしれませんけど(笑)。今年描くものは、壁を見てから決めます。何を描くか、前もって考えてしまうと描けなくるんです。小さい頃からのクセで、想像と描くのとが同時進行なんです。壁って、ずっとつながっているんですよね。描いた壁が、次のいい壁を持ってきてくれる。それがずっと続いてるから、あまり先のことは考えていないんです。とにかく今は、ひたすら描き続けています。

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自らの愛を代弁し表現する「究極のモチーフ」として二次元美少女と出会い、国内外で個展やライブペインティングなどを行っている愛☆まどんなさん。アートとして美少女を描く理由、またアーティストにとっての“シブカル祭。”とは……。

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高校生の頃から女の子ばかり描いてました。はじめは、ノートに秘密の日記みたいな感じで描いてたんです。でも美学校に通っていたとき、講師だった会田誠さんがたまたまそのノートを見て、「これを全面に出したほうがいい」とアドバイスしていただいたんです。それから、女の子を徹底して描くようになりました。実は私、漫画もアニメもそんなに見ていなかったんです。でも会田さんが女の子を描くときの漫画チックな表現や、村上隆さんの描くスーパーフラットな世界に、すごく惹かれていました。キャラクターをデフォルメ化した可愛さって日本独特のもので、そこにすごく魅力を感じるんです。あと私、コンプレックスが強かったんですね。声も低いし、さばさばした性格で、漫画に出てくるような可憐な乙女みたいな部分が1ミクロンもない(笑)。そういう、女の子ならきっと誰もが持つような願望を、二次元の美少女に託して表現している感じなんです。

ギャラリーの中だけだと世界が狭く感じて、秋葉原の路上で絵を描くパフォーマンスもはじめました。あとキャラクターのモチーフを活かして、Tシャツなどのグッズも制作しています。若い女の子が「作品は買えないけど、グッズは買えます」なんて、かわいいコメントをくれるようになり、ファン層も広がりました。秋葉原のカルチャーが、今は若い人にもファッションとして浸透してる。秋葉原と渋谷がつながってきてる気もしています。今回は、いろんな作家さんと一緒に壁画を描かせていただきます。作家って個性派ぞろいだから、共同制作はいろいろ大変(笑)。でも学園祭みたいで楽しいです。作家同士ってふだん会う機会がないから、友だちがすごい増えるんですよね。そういう横のつながりができることも、“シブカル祭。”の大きな魅力だと思います。

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取材を振り返って

160組以上ものアーティストを擁して、渋谷の街を舞台に、女性クリエイターたちの文化祭を立ち上げる。その一大イベントは、ファッションだけでなくミュージアムや映画館、劇場、ライブハウスなどの装置を持ち、長年にわたり渋谷カルチャーを底上げしてきたPARCOだから、なしえたことなのでしょう。この場をきっかけに企業が仕事をオファーするケースも出てきており、女性クリエイターの登竜門的存在になりつつある“シブカル祭。”。渋谷の今を映し出す混沌の中から、今年は何が見えてくるのか期待が高まります。

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1973年、渋谷公園通りにオープンした渋谷パルコは今年40周年を迎えました。40年の節目となる2013年、渋谷パルコは過去2回よりもさらに大きくパワーアップした女子クリエイターのお祭り「シブカル祭。2013」を開催します。今年の合言葉は「フレフレ!全力女子!」。全力で何かを表現している女子クリエイターを応援。世に知られていない若い才能を発掘し、表現の場を提供します。

渋谷パルコ40周年記念
「シブカル祭。2013〜フレフレ!全力女子!〜」

開催期間:2013年10月18日(金)〜10月28日(月)
※10月18日(金)18:00?21:00 レセプションパーティー

http://www.shibukaru.com/

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