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浅草キッド 水道橋博士が選ぶ「私の世界観を変えた3冊」 ナビゲーター:芸人 水道橋博士

浅草キッド 水道橋博士が選ぶ「私の世界観を変えた3冊」 ナビゲーター:芸人 水道橋博士

漫才コンビ「浅草キッド」として活躍する傍ら、書評や文筆活動までこなす水道橋博士さん。芸人という枠を超え、サブカルチャーやメディア状況、社会情勢など様々なことに造詣が深く、また交友関係も広い水道橋博士さんに、読んでためになった、自身にとっての参考書とも言える3冊を選んで紹介して頂きました。

水道橋博士さんの1冊目:『映画の見方がわかる本』映画には見方があるんだと気づかされた本

水道橋博士

僕はオタクって言うほど映画を観ていると自分では思っていないし、今まで映画の見方に指針があったわけでもないけど、映画には絶対的な見方があるんだと気づかされた本です。例えば『2001年宇宙の旅』の解釈なんて100人いれば100通りあっていいと思いがちだけど、著者の町山さんは絶対的な解釈は一つだけだと言っている。勿論、感想は人それぞれ持つのは自由だけど、プロの解釈、評論は確実にあるのだと説いている。まず町山さんは原作や脚本に絶対的指標を見つけるんです。作品に決定権の持つ監督の人生、思想遍歴も重要であり、必要なら映画監督にインタビューして場面の意図を聞き出す。また、無意識であれ意識的であれ、すべての映画に下敷きがあるというスタンス。その下敷きの中には、その国の伝統や文化、風習、時代背景、仕組みだったりするんですが、これを知らないと、なぜこういう形で作品となっているのかが分からないという。町山さんは決して感覚批評にならず、キチンとエビデンスを示しているのが凄いんですよ。これは目からウロコが落ちる一冊です。

【作品紹介】
『映画の見方がわかる本』
『2001年宇宙の旅』にはナレーションの解説がついていた。『地獄の黙示録』のシナリオはベトナム戦争を礼賛していた。『時計じかけのオレンジ』も『タクシードライバー』も実話だった・・・。など、わからない映画がわかり始める、隠された事実の数々。


著:町山智浩 発売日:2002年08月 出版社:洋泉社

映画の見方がわかる本

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水道橋博士さんの2冊目:『BORN TO RUN』ノンフィクションの奇跡を感じる一冊。

水道橋博士

小田島隆さんが「ノンフィクションの奇跡だ」と書いていて、小田島さんがそこまで言うなら・・・と読み始めたんですが、僕も完全にこの世界にハマってしまいました。本書では人類が進化の過程で生き延びてこられたのは走っていたから、つまり人は最速ではないけれど動物の中で最も長い時間走れたからだという結論を導く。また一方で、マラソンをする人の大半はひざを痛めたりカカトを痛めたりと、ケガがつきもの。だけど、ジャングルの中の動物たちは走ることで足腰は痛めないし、靴も履いていない。そこで人は靴を履くことによって体を痛める走り方になったんじゃないかと仮定して、世界で一番長距離を走るメキシコの部族を取材するんです。ね、既にストーリーが壮大でしょう?!ぜひ一度読んでいただきたい本ですね。本当は、僕自身が裸足で走って記録が伸びたって証明するのが一番説得力があるんでしょうけど、そこには至ってないんでね(笑)。

【作品紹介】
『BORN TO RUN』
「どうして私の足は走ると痛むのか?」その答えを探すなかでクリストファー・マクドゥーガルは世界でもっとも偉大な長距離ランナー、タラウマラ族に行きつく。その過程でわかったこと、それは-わたしたちがランニングについて知っていることはどれも全てまちがいだったのだ-全米20万人の走りを変えた、ニューヨークタイムズ・ベストセラー。


著:クリストファー・マクドゥーガル 発売日:2010年2月 出版社:日本放送出版協会

BORN TO RUN

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水道橋博士さんの3冊目:『天才は親が作る』ベスト・オブ・子育て本

水道橋博士

この本は天才アスリートを育てた10人の親を取材した本です。彼らの親はみんな特殊な才能を持った人ではなく、ごく普通の一般人でした。だから遺伝的に凄くなったワケじゃないんですね。だけれど、どのアスリートも第一線で活躍する人ばかり。彼らに共通するのは、足底筋が鍛えられて育ったということなんです。現在では脳科学でも足底筋を鍛えるべきだというコトも知られてきていて、裸足教育だとか芝生の幼稚園があるようですが、まったくの偶然にも足裏が鍛えられたアスリートもいるんです。これは英才教育の正しさを言っているのではなくて、凡人でも子供を運動好きに育てられることができるんだよ。しょせん平凡な自分の子供だからこの子も駄目だ、なんて諦めなくてもいいんだっていうメッセージ。自分にも子供がいるので、このジャンルは良く読むのですが、子育て本でベストっていうとこれですね。

【作品紹介】
『天才は親が作る』
松坂大輔、イチローなど10人の天才の親に、彼らが育ったお茶の間で「子育て」について徹底取材した画期的ノンフィクション。天才たちを育てたのは普通の親だった。しかし、そこには一つのルールがあり・・・。子育て中の親必読。


著:吉井妙子 発売日:2007年1月 出版社:文藝春秋

天才は親が作る

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水道橋博士

水道橋博士
芸人

1962年8月18日生。岡山県倉敷市出身。コンビ名・浅草キッド。1986年に、ビートたけし氏に弟子入りし、翌年コンビを結成。以来、テレビ、ラジオなどのメディアや著書の執筆など幅広く活躍中。出演番組は『あさイチ』(NHK)、『CONTACT CAFE C』(メ〜テレ)、『ぷれサタ!』(東海テレビ)、『小島慶子 キラ☆キラ』(TBSラジオ)など。著書は『お笑い男の星座』、『キッドのもと』の他、水道橋博士名義では『博士の異常な健康』、『筋肉バカの壁』、『本業』など多数あり。

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