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脳格闘家 関根 勤さんが選ぶ 妄想力で楽しむ3冊 ナビゲーター:関根勤

脳格闘家 関根 勤さんが選ぶ 妄想力で楽しむ3冊 ナビゲーター:タレント 関根 勤

映画、格闘技、ゴルフなどに精通した趣味人であり、また読書家の一面も持つタレントの関根 勤さん。いつも前向きで笑顔の絶えない関根さんに、明るさと好奇心をもたらす「妄想力」のこと、また新刊『全肯定!関根流・ポジティブ人生相談』のお話もうかがいました。稽古場での練習の合間に快くインタビューに応えてくださった関根さん、さて、どんなお話が聴けたでしょうか。

関根さんの選ぶ1冊目:『カリスマ』

関根勤

僕は、本がないといられないくらい本が好きなんですよ。いつも少なくとも1冊はカバンに入ってて、控え室での待ち時間や移動中に読んでいます。一度ハマると、その作家の作品を全部読みたくなる性分なんです。新堂さんの作品も、24冊くらい一気に読みました。なかでも強烈だったのがこの『カリスマ』。新興宗教の世界を描いたものなんですが、人間の弱さや異常性がリアルに描かれていて、とにかくすごいとしか言いようがない。我々が大脳新皮質を獲得したがために起きてしまった悲劇といいますか、そういうものに圧倒されました。小説も自分の好みに合う合わないがあって、おもしろくないと文字を追うスピードが落ちてしまうんだけど、おもしろいときはアドレナリンが出て走り出しちゃう。これもそんなふうにして読んだ本です。

【作品紹介】
『カリスマ』(上・中・下)
2000人の教徒を擁する、宗教法人「神の郷」。その教祖・神郷宝仙は、教徒に金銭欲や性欲などあらゆる欲望を禁ずる一方で、自らは金と女に溺れてゆく。人の悩みを利用してふくれあがる新興宗教の闇に迫った意欲作。


著:新堂冬樹  発売日:2009年12月 出版社:幻冬舎文庫

カリスマ

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関根さんの選ぶ2冊目:『空白の叫び』

関根勤

貫井徳郎さんは今、最もハマってる作家さんでして。これまで5、6冊読んだのですが、そのほかの本も既に買ってあって自宅の本棚にプールしてあるので、これから読むのが楽しみなんです。『空白の叫び』は、うちの劇団の女の子から薦められて読んだのが最初だったかな?それで「おもしろいなー」と思って読んでたら、途中で「英之」という見覚えのある名前が出てきてね。「あれ?これ、もしかしたら読んだことあるかも」と。多分6、7年前に一度読んでたんだけど、結末とかもすっかり忘れてたんですよ。この「読んだはずなのに知らない」ことに興味が沸いてきましてね(笑)3人の14歳の少年がそれぞれに罪を犯し、その後複雑に絡んでくるお話なんですが、その話の展開がもう見事というほかない。こんな話よく書けるなと、衝撃を受けましたね。そして1回目に読んだ時に、なぜこれに感嘆しなかったんだろうと首をかしげているんです(笑)

【作品紹介】
『空白の叫び』(上・中・下)
退屈な日常をもてあましている不良少年、久藤。頭脳明晰だが生きる現実感が得られずにいる葛城。穏やかな心の奥に、孤独を抱える神原。性格も環境も異なる3人の14歳の少年がそれぞれに事件を起こし、やがて運命的な出会いを果たす。


著:貫井徳郎  発売日:2010年6月 出版社:文春文庫

空白の叫び

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関根さんの選ぶ3冊目:『女王様と私』

関根勤

歌野さんの作品は、ラッキィ池田くんに薦められて読み始めました。『葉桜の季節に君を想うということ』や『世界の終わり、あるいは始まり』も良いのですが、この『女王様と私』はちょっとというかかなりヘンな作品でね。主人公がオタクのおじさんと小学生なんですが、その組み合わせがすごくおもしろい。それでいてサスペンスの要素もあって、現実と空想の狭間にあるようなストーリーなんです。歌野さんはよく小説でしかできないトリックを使うんですが、この作品にもそういう仕掛けがあって、そこでびっくりさせておいて、その後にたたみ込んでいくのがまたすごい。僕も小説を書いてみたいとは思うんですが、これは僕が100年かかっても書けない作品ですね。この才能は、すごいなと思います。

【作品紹介】
『女王様と私』
主人公の真藤数馬は、無職で独身でオタク。楽しみといえば、可愛い「妹」の絵夢と秋葉原にデートに行くことくらいだった。ある日数馬は、女王様のような少女と出会い、ある事件に巻き込まれていく。


著:歌野晶午  発売日:2009年9月 出版社:角川文庫

女王様と私

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関根勤

関根勤
タレント

東京都港区出身。 TBS「ぎんざNOW」の素人コメディアン道場で初代チャンピオンとなり1974年12月に芸能界入り。デビュー後1975年には「ラビット関根」の芸名で活動。1982年にANB(現テレビ朝日)「欽ちゃんのどこまでやるの!?」レギュラー出演の際、番組内容により本名「関根勤」に戻し活動、現在に至る。バラエティ番組を中心に、テレビ・ラジオ、CM、舞台など幅広く芸能活動を行っている。

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