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読んで絶対に後悔しない活劇小説3冊 ナビゲーター:なぎら健壱

読んで絶対に後悔しない活劇小説3冊 ナビゲーター:タレント 関根 勤

フォークシンガーであると同時に、独特のキャラクターでテレビ、ラジオ、映画、ドラマへの出演や執筆活動など多方面で活躍中のなぎら健壱さん。下町研究をされる他にも、カメラや書籍のコレクターであったりと、凝り性でも知られるなぎらさんに、自身の読書生活や“読んで絶対後悔しない”と言い切る作品を選んで頂きました。

なぎら健壱さんおすすめ3冊

「針の眼」ケン フォレット

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「針の眼」ケン フォレット

1944年春、英国内で活動をつづけるドイツ屈指のスパイ、暗号名「針」は重大機密を入手した。大戦の帰趨を左右する証拠フィルムを携えた彼は、自らヒトラーに情報を届ける決意を固め、盗んだ漁船で単身、祖国に向かう。英国陸軍情報部の追跡を振り切り、U=ボートの待つ嵐の海へ船を出したが・・・。第二次大戦下、史上最大の上陸作戦を成功に導いた、知られざる「英雄」の物語。鬼才が弱冠29歳で打ち立てたスパイ小説の金字塔。

「消えた錬金術師---レンヌ・ル・シャトーの秘密」スコット・マリアーニ

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「消えた錬金術師---レンヌ・ル・シャトーの秘密」スコット・マリアーニ

ベン・ホープは、かつてはSAS(英国陸軍特殊空挺部隊)の命知らずの隊員だった。しかし今では誘拐された子どもたちの救出に心血を注いでいる。彼が依頼された探し物は伝説の錬金術師フルカネリが残した古い手稿。それはナチスからカトリック組織までが血眼で追う、不死の秘密が書かれていて・・・。主人公ベン・ホープによるバイオレンス・アクションシリーズ第1作。

「オデッサ・ファイル」フレデリック・フォーサイス

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「オデッサ・ファイル」フレデリック・フォーサイス

“オデッサ”とは、ナチス親衛隊(SS)のメンバーの救済を目的とする秘密組織のことである。ルポライター、ペーター・ミラーをオデッサと結びつけたのは、老ユダヤ人が遺した一冊の日記だった。それによればリガの殺人鬼と異名をとったナチ収容所長、ロシュマンは、今もドイツに生きているという。日記のある箇所がミラーの注意を惹いた。彼は憑かれたようにロシュマンの追跡を始めた。だが、それはタブーへの挑戦であり、組織の手は次第にミラーの身辺に及び始めた…。

Interview

なぎら健壱

活劇小説に憧れていた幼少時代

今でもはっきり覚えているんですが、自分が小学5年生のときに読書感想文の宿題で、たまたま古本屋で選んだ江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズに衝撃を受けましてね。それ以来、そういった冒険要素のあるミステリーやサスペンス作品を勝手に“活劇小説”と呼んでいるんですが、まぁどっぷりとハマってきました。「名探偵ホームズ」や「怪盗ルパン」など、とにかく、犯人が主人公と駆け引きを行うスリルがあるものが好きなんですね。

他のジャンルの本も多く読んできたつもりですが、やはりどちらかと言うと表現で引っ張っていくタイプの本より、ストーリーや構成に感動出来る本に出会いたいという欲求の方が強かったんでしょうね。それは60を超えた今でも変わりません。 いつしか、シリーズものになっている作品をコレクションしていくようになってしまって。「少年探偵団」シリーズだって子供ながらに小遣いをやりくりして、光文社とポプラ社とで出ていたものを8年かけて全巻集めましたよ。必死になって葛飾中を自転車で巡ったのを覚えています。そんなこんなで、今では“小さな古本屋”と言ってもいい位の大量の本が自宅にあります。

なぎら健壱

本は敢えて探して回るのが楽しい

私ね、人に薦められて本を読むということが少ないんですよ。映画にしろ音楽にしろ、クリエイティブなものに対しては皆それぞれ好みが違うと思っているからなんですけど。自分の好みを一番知っているのは自分自身だろう、とね。だから本屋に通って、あらましや帯を参考にしながら、その場で気に入って買ったものを読むことが多いです。

古本屋も好きでよく行きますね。探している本に偶然出会うときのあの感動が好きなんですよ。だからあえてネットに頼らなかったり、東京神田の神保町(※古書店街として有名)で探したりしないこともあります。すぐに探し当ててしまうのが残念なんです(笑)それに、古本屋側も探している本の価値を分かっているものだから、文庫本1冊でもプレミアがついてすごく高い値段を設定していることがあるんです。

逆に穴場なのが、所謂大型チェーン店みたいなところ。期待せずに行くと、他の店では考えられないような激安な値段で並んでいることもあって。必ずしも自分が欲しい本が、納得のいく値段と状態でいるとは限りませんよね。だからすんなりと見つからなくてもいいんです。思わぬ掘り出し物と出会ったり、偶然探していた本を見つけるまでの過程が一番楽しみな訳だから、急がず気長に探すことにしているんです。

なぎら健壱

嘘をつくのは簡単、だけど作り上げるのは難しい

自分も文筆活動をしているので、文章については多々考えます。執筆する時は、読者が読んでいて“そうか!”と思えるところを必ずポイントにするようにしています。軽いタッチの内容であっても、気合いを入れて読む必要がある内容であっても、読者が読み終えた後に飲み屋で思わず語りたくなってもらえたら・・・、そんなことを考えていますね。フォークシンガーとして作詞作曲もやっていますが、そういった意味で作詞と執筆の根本部分は同じだと思うんです。

活劇小説が好きだから、自分もそろそろ活劇小説を創作してみたいな、という願望はあります。ただ好きだからこそ、自分が踏み込んで汚したくない、という純粋な感情も同時にあるんですよね。自分は自身が好きな作家たちほど想像力を働かせて書くことが出来るのだろうか、と考えてしまうんです。フィクションも一種の“嘘”だとすれば、嘘を作り上げるのはなかなかに難しい。それよりも、今まで自分が育ってきたバックボーンを通じて、身の周りに起こってきた事を伝えるような役割の方が、自分らしいのかなと思っています。

なぎらさんに新しいXperia Tabletにて電子書籍を体験してもらいました

Xperia Tabletを触ってみてまず感じたのは、サイズ感が丁度いいことですね。画面も縦にすると文庫本と同じくらいになり、読書家としては違和感がない大きさだと思います。それに軽いし薄いし、なにより画面が目に負担がかかりにくそうというか、長時間使い続けられる気がします。とてもいいですね。
“世界で自分だけがこの1冊を持っている!”というような物欲を満たすためには、やはり本を買う方がいいとは思いますが、純粋に読書を楽しむには機会が多い方が良いわけだから、こういった新しい読書の形が生まれるのは歓迎すべきことですね。今まで多忙で読書から遠ざかってしまっていた、という人もこれをきっかけに再び読書を好きになったりするといいですよね。

はじめての電子書籍

なぎら健壱

ReaderStoreで読めるなぎらさんの本

酒(しゅ)にまじわれば

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この本は酒に関する面白ネタ話を集めた本ですね。ネタというと「なんだフィクションかよ」という人がいますけど、ネタと言うのは創作のことを言うんじゃありませんからね。ネタとは「種」の倒語(ウマイをマイウーと呼ぶことと同じ)でネタだから、実際あった話なんですよ。まあ、多少大袈裟に書いている話もありますけどね(笑)。全部本当の話だから、面白い。まあ、何十年も飲んでいれば、こうした話ってつきないほどありますよ。とにかく普段からアンテナ張ってネタ探していますもん。だけど、話して聞かせると面白いことも、いざそれを文章にしようとすると、難しいですよ。言葉の抑揚や間を文字にするんですから。是非一度手に取っていただければと思います。

「酒(しゅ)にまじわれば」

著:なぎら健壱 発売日:2010年12月10日 Reader™ Store発売:2011年10月21日 出版社:文藝春秋

なぎら健壱

なぎら健壱
フォークシンガー、俳優、タレント

1952年生まれ、東京銀座出身。以来下町で育つ。1970年、岐阜の中津川で行われた全日本フォークジャンボリーに飛び入り出演したことをきっかけにデビュー。趣味は数多く、カメラ、散歩、自転車、落語、飲酒、がらくた収集、などなど・・・。現在はコンサート、ライブ活動の他、独特のキャラクターでテレビ、ラジオ、映画、ドラマの出演や、新聞、雑誌等の執筆で活躍。

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