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Weekly Z

コラム:パソコンがパソコンを超える時〜VAIOをめぐる冒険〜

コラム:パソコンがパソコンを超える時〜VAIOをめぐる冒険〜

期間限定Web マガジン「Weekly Z」、第三回目となる今回は、デジモノステーション創刊編集長で現在ソニー・マガジンズ代表取締役の村田茂氏によるコラムです。VAIOならびにソニー製品を知り尽くした村田氏から、一体どんな話が展開されるのでしょうか?

[序章]テクノロジーとデザインのマリアージュから生まれた新しい価値

 機能性という宿命を持って生み出されるデジタルグッズは、かつてはスペックでしか評価されなかった。ITインフラとユーザーリテラシーが高まる中で、パソコンに求められるニーズは急速に多様化していく。激動するデジタルライフの変貌を誰よりも早く予言し、具現化したのが、VAIOという新しい提案だった。

 1996年に米国で先行発売されたVAIOが、日本市場に出現したのはその翌年の97年夏。この年の流行語はたまごっち、失楽園、マイブーム…。エコ意識が高まる中で、プリウスが発売され、ジブリ映画「もののけ姫」のテーマソング=米良美一のカウンターテナーがヘビーローテーションされる中で、貧乏旅行から猿岩石が帰国。モーニング娘。が結成され、X JAPANが解散。そして、アイドル絶頂期の安室ちゃんが結婚した年である。バブル崩壊から数年が経ち、日本人のライフスタイルが少しづつ変化し、国民の誰もがマイブームにこそアイデンティティを見出し満足し、新しい価値観を模索していた年だったのかも知れない。

[序章]テクノロジーとデザインのマリアージュから生まれた新しい価値

[序章]テクノロジーとデザインのマリアージュから生まれた新しい価値

VAIOノート(PCG-707)

[序章]テクノロジーとデザインのマリアージュから生まれた新しい価値

VAIOタワー(PCV-T700MR)

[序章]テクノロジーとデザインのマリアージュから生まれた新しい価値

WEGA

 AKB48が登場する10年前の秋葉原では、パソコンショップが家電店を席巻し、乱立するソフトショップとともにクールジャパンの原型を築き始めていた。が、それはMS-DOS的なコアマーケットであり、秋葉原はあくまで限定されたPCユーザーのための聖地となっていた。

 そこに、新種発見!と言っても過言ではない全く別のベクトルを持ったパソコンが登場する。VAIOノート(PCG-707)とVAIOタワー(PCV-T700MR)。Video Audio Intergrated Operationという新しいコンセプトを持って誕生したハイスペックなパソコンは、間違いなくマーケットに衝撃を与え、瞬間的にPCの概念を大きく変えてしまった。

 VAIO登場の最大のインパクトは、これまでのビジネスユースとかゲーム機ニーズとは異なる“用途提案”だけにあったわけではなく、パソコンという電子機器を“お洒落”なデジタルガジェッドに昇華させてしまったことにこそある。これまでに見たことがない紫色のボディとスタイリッシュ過ぎるデザイン。「持ち歩きたいノートパソコン」という欲求を飛び越えて「見せびらかしたいノートパソコン」になってしまった。所有欲という新しい価値を生み出したことが、VAIOがパソコンの歴史にもたらした最大のレボリューションだった。エレキギターに持ち変えたボブ・ディラン、パンクに市民権を与えたブルーハーツ…トレンドリーダーの登場はいつもセンセーショナルである。

 ちなみに、この年にソニーは「WEGA(ベガ)」という新しいテレビのブランドとメモリースティックを発売している。そしてこの年は、ソニーのファウンダーである井深大氏が亡くなった年でもある。ソニーの起業スピリッツ「自由闊達にして愉快なる理想工場」の志を象徴する商品が登場した年となった。

VAIOの冒険

 センセーショナルなデビューを飾ったVAIOは、その後も次々に“あっと驚く”新モデルを投入!

 その特徴を羅列するだけで、溢れ出る発想と“実際に作ってしまう”技術力と熱意に頭が下がります。僕が「デジモノステーション」というデジタルグッズの専門雑誌を創刊させたのは、1999年になりますが、この頃は家電製品がエレモノからデジモノに変換した時期で、デジカメ、DVDプレイヤー、ホームシアター、携帯電話などが猛スピードで進化し、レコーダーやメモリオーディオなどの新ジャンルが登場した時期でもありました。シロモノも輸入家電などスタイリッシュなものに人気が集まってましたね。まさにネタに事欠かない毎日でしたが、中でもVAIOの新製品には毎回“そう来たか!”と唸らされたものです。

VAIOの冒険

98年登場のCCDカメラ搭載ノートパソコン「C1」

VAIOの冒険

QR(QR1/BP)

 その始まりが、98年登場のCCDカメラ搭載ノートパソコン「C1」。このモデルは、新しいパソコンの活用法を提案しているわけですが、実は、今流行のネットブックを10年以上先取りしていることが凄いんですよね。そして更に発明(むしろ冒険)は留まることを知らない。超小型ノート「U」「P」、超薄型ノート「505」、大型デジカメ搭載ノート「SR9C」、キーボードが閉じる!デスクトップ「W」、テレビパソコン「V」、持ち運ぶデスクトップ「P101」、携帯音楽プレイヤー「VAIO Pocket」、大型HDD“GIGA POCKET”搭載 パソコン「R-70TV7」、アンプ&スピーカーセットパソコン「MX1V7」、テレビサーバー「X」、テレビ接続丸型真っ白パソコン「TP1」などなど本当にキリがない! VAIOが“ものづくり日本”を代表する製品であることは間違いないでしょう。個人的には「QR(QR1/BP)」が好きです。

引き継がれるVAIO Zシリーズの遺伝子

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