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Weekly Z

コラム:VAIOの「今」そして「未来」

期間限定Web マガジン「Weekly Z」も残すところあと二回。
第七回目の連載となる今回は、デジタルグッズの専門誌「デジモノステーション」編集長、八島康生氏のコラムです。
今回はNew Zシリーズから見えるVAIOの「今」そして「未来」を語っていただきました。

VAIO Zシリーズから見える今

時代のニーズと現実の乖離に挑戦した「Z」

 New VAIO Zシリーズを初めて見た時の私のファーストインプレッションは、若干の失望を伴った「こう来たか……」でした。異論を承知で断言しますが、私個人の中でVAIOはノートなんです。しかもSmart(高性能)& Cool(秀でたデザイン)なWindowsノートと同義なんです。

 VAIOが誕生した1997年、当時はまだIT革命前夜。私はファッション誌の編集をしていたのですが、業界の人間、そうスタイリスト、モデル、カメラマン、ヘアメイク、デザイナー……お洒落業界の方は、こぞってMacを使ってました。どこ行ってもMac。かく言う私も93年から愛用者で、現在もWindows機と併用しています。

 昔はMacじゃなきゃカッコ悪かったんです。でも、その風潮に風穴を開けたのがVAIOでした。特に98年に登場した「C1」人気は尋常じゃなかった。誰だってカバンは軽くしたい。圧倒的に小さなそのボディにカメラを内蔵し撮影後すぐさまネットにアップロード。ジョグダイヤル装備(99年「PCG-C1XE」から採用)で使い勝手も良好な「C1」は究極のモバイル。ゴテゴテした過剰なデザインの他メーカーを尻目に「シンプル イズ ベスト」を貫いたデザインも相まって唯一無二の価値がそこにはあった。「C1」は私に「Windowsも使ってみよう」と思わせた張本人でもあります。

PCG-C1XE

デザインにうるさいファッション業界の人間をも唸らせた「C1」(写真は99年発売の「PCG-C1XE」)

 デジタルグッズってややもすると高機能の追求に走りがち。でも同じくらいCoolなことって大事なんです。特にモバイル機は人前で使うもの。私が編集長を務める「デジモノステーション」は、実はデジタル情報誌ではなく、「モノ」雑誌として作っているので“カッコ良さ”は重要なスペックの一つと定義しています。どんなに高性能でもルックスが良くない製品に対し決して多くの誌面を割きません。その観点でゆくと、ソニーは故・大賀相談役のスピリッツを受け継ぐ、高い性能と秀でたデザインを両立した製品を創り出せる希有な日本企業だと思ってます。

専用ユニットには、HDMIやUSB 3.0などの豊富な端子類も。

専用ユニットには、HDMIやUSB 3.0などの豊富な端子類も。

専用ユニット搭載のGPUは線画性能が高く、ゲームも快適。

専用ユニット搭載のGPUは線画性能が高く、ゲームも快適。

 Smart & Coolであり続けるVAIO。でも他メーカー同様、モバイル機に関しては高性能と可搬性のトレードオフに悩んでいるのもまた事実。冒頭の私のNew VAIO Zシリーズに対するちょっとした失望はそこ。ソニーの高密度実装技術に過度な期待があったのか、「ああ、分けるのか……」と。「超・薄くて軽いのに、速くて、ドライブ内蔵で、大容量で、かっけーヤツ」を期待していたから。

 でも、よくよく見るとその失望は限りなく小さくなるんですね。バッテリーとドライブだけのドックスタイルなら今までもありましたが、GPU・端子まで分けるのか、と。ここまで極端に「外付で機能強化」を図ったモノはない。パワードスーツ的発想。今まで高性能と可搬性を「どちらか選択」するのがモバイルPC選びの常識でしたが、Zはそこに新しい答えを出した。「どっちも捨てなくていい」と。これは大きい。ハード内完結の制約がある中、現時点での究極の選択肢でしょう。本体デザインも相変わらずシュッとしててニクい。人前で使いたい。VAIO Zシリーズの集大成とも言うべきモデル。リテラシーの高いユーザーにはぜひ使ってほしい逸品です。

デジタルグッズの今

スマートフォン、タブレットの台頭でもPCは駆逐されない

 モノ雑誌的に今、最もキテるジャンルってご存じでしょうか? 7月までは薄型テレビが非常に強かったのですが、今は圧倒的にスマートフォン、タブレットの2大モバイル端末。Xperiaも、先週発表されたSony Tabletもいいですよね。でも、スマフォもタブレットも可搬性を優先した結果、スペックには妥協がある。画面の大きさ、入力の快適さ、速度はある程度割り切って犠牲にしています。「ちょっとネットを」「ちょっとメールを」な“ちょっと”ニーズなら十二分ですが、ある一定以上の要求には応えられない。

 そういった意味でも物理キーボードと高い処理性能を両立させ得るPCの担う役割はまだまだ大きい(画面も大きい)。ソフトウエアキーボードの可能性にも期待したいところですが、ハードウエアキーボードって当面なくならないと思うんです。例を挙げると、自動車のワイパーって発案されてから基礎原理が100年変わっていない。「超音波で雨粒を云々」など代替理論はあるようですが、実用化が全く見えていないそうです。近未来映画などでもデスクトップPCのキーボードがレーザーになってたりしますが、これも実用化は……?

 打鍵感にこだわってキーボード選ぶ人、多いですよね?

 コストと使い勝手を劇的に改善しなければアナログがデジタルに置き換わることはない。もちろんいつかはなくなりますが、向こう10年は変わらない。そう、現在20代の完全デジタル世代が開発者、そしてメインユーザーになる早くて10年後と私は読んでいます。それまでは使い分けの時代。スマートフォンも、タブレットも、PCも共存していくでしょう。

Xperia ray SO-03C

Xperia ray SO-03C

Sony Tablet

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